仕事ばかりしていて上手にお金を使えていない、老後が不安で必要以上にお金を貯め込んでしまう、人生を豊かにする幸せなお金の使い方が知りたい。
こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
お金は自由の土台であり人生を豊にするツールです。お金を稼ぐために私達は自分の貴重な時間を提供して対価としてそれを受け取っています。
そんな命を削って得たお金をどう使えば人生をより充実させることができるのでしょうか?
その悩みを解決する方法はあなたが「ゼロで死ぬこと」を実践することなのです。
この記事では人生が豊になる究極の方法「DIE WITH ZERO」について解説します。
・DIE WITH ZEROとは
・ゼロで死ぬことの活用方法
・救急救命士エピソード紹介

こんにちは。民間救急救命士歴15年、元消防士のKIDです。
これまで自己啓発本を30冊以上読んで人がより良く生きていくための方法を研究しています。
豊かな人生を送るためには、お金の上手な使い方を知ることは必須事項。
これからご紹介する「記憶の配当」や「タイムバケット」は必ずあなたの人生に役立つでしょう。
今回の記事では書籍『DIE WITH ZERO』をベースに人生が豊になる方法をご紹介します。
目次

人間が死ぬ前に後悔することの第1位は「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」です。
そして第2位が「働き過ぎなければよかった」という悲しい結果。
人は人生の大半を労働に費やし、残念なことにその対価として得た資産を使い切れずに死んでいきます。
「お金と労働」この二つのバランスをいかに上手く取るかは私達の永遠の課題ですね。
DIE WITH ZEROとはただ生きるだけでなく、十分に生きる。経済的に豊かになるだけではなく、人生を豊かにするための方法なのです。
①もっと自分らしく生きればよかった
②働き過ぎなければよかった
③言いたいことをはっきり言えばよかった
④もっと友達と連絡をとればよかった
⑤もっと自分の幸せを追求すればよかった

死ぬ前に後悔することの一つが、働き過ぎなければよかったっていうのは辛いな。
どうやったら後悔のない人生を送れるんだろう?

人は老後の不安から我慢して働き過ぎたり、喜びや経験を先送りにする。
この本では蟻とキリギリスの寓話に登場する両者の中間のように生きることを勧めているよ。
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記憶の配当

株式投資と同じく思い出や経験には複利効果が効き、早ければ早いほどその年月に応じて配当を受け取ることができます。
DIE WITH ZEROの作者であるビル・パーキンスはこれを「記憶の配当」と表現しました。
そして本書では豊かな人生とは「経験の合計値」であると結論づけているのです。
後悔のない充実した人生を送るためには、この経験を得るため積極的に時間やお金を投資する必要があるでしょう。
人生は経験の合計だ。あなたが誰であるかは、毎日、毎週、毎月、毎年、さらには一生に一度の経験の合計によって決まる。最後に振り返ったとき、その合計された経験の豊かさが、どれだけ充実した人生を送ったかを測る物差しになる。
DIE WITH ZEROより
ここでポイントになるのはお金を使って経験を得るタイミング。
できるだけ若い頃に貴重な経験を買うことは、長期的に見てあなたの人生に大きなリターンをもたらします。
80歳まで生きる人が30代で世界旅行を経験すれば、その後50年に渡って記憶の配当を得ることができますが、70代では10年しか受け取ることができません。
またお金から価値を引き出す能力は年齢と共にどんどん低下していきます。
このように記憶の配当を意識し、それを長く受け取るために今しかできない経験には積極的に時間とお金を使いましょう。


記憶の配当かぁ、確かにおじいちゃんになってから世界旅行に行くより、
若くて元気なうちに行った方が思い出として長く楽しめるよね!!

そう。だからきずなには若いうちからいろんな事に挑戦してよい人生経験を積んでほしいんだ。
豊かな人生とは経験の合計値。失敗してもいいからどんどんチャレンジしていこう!!
ゼロで死ぬこと

人は自分の寿命を知ることができません。
そのため必要以上にお金を貯め込んで、その価値を引き出すことなく亡くなっていきます。
日本では全ての年齢層の中で60代が一番金融資産を持っていますが、それを使い切ることなく人生の終点を迎える人が本当に多いのです。
ゼロで死ぬとは富の最大化ではなく人生の最大化を目指す考え方。
死ぬときに経済的に一番豊かになるのではなく、人生の経験値が最大化されるよう意識しましょう。

金は目的を達成するための手段に過ぎない。
金は人生を楽しむという最も重要な目標の達成に役立つ。
一方で、金を増やすことを最優先してしまうと、その達成は難しくなる。
DIE WITH ZEROより
経験の最大化を目指すにはしっかり計画を立てゴールを明確にすることが重要。
無計画でお金を使ってしまうとアリとキリギリスの寓話のキリギリスと同じく冬を越すことができないからです。
例えばつみたてNISAとiDeCoを上手く活用すれば老後2000万円問題は高い確率で解消されます。
マネーリテラシーを高め最適な資産運用の形を作ることができれば、あなたを縛る老後の不安という鎖を早い段階で断ち切ることができるでしょう。
著者はお金の価値を最大化できるのは26~35歳と述べており、この時期に得た経験にはその後もたっぷり記憶の配当がつきます。
今後は平均寿命の延びと共にこの年齢も引き上がってくるでしょう。人生に手遅れはありません、今が一番若い日なのです。
是非、ゼロで死ぬ事を意識して人生の経験を最大化させてください。

死ぬ時が一番お金持ちって嫌だけど、ゼロで死ぬって難しそう。
パパはゼロで死ぬためにどんなことを意識しているの??

マネーリテラシーを高め資産運用の方法を学んで老後の心配はほぼ解消できたから、
自分自身の経験や大切な人のために積極的に時間やお金を使うことを意識しているよ。
タイムバケットを作る


タイムバケットを作ることにより、いつ何をするべきなのか人生の目的や方向性がより明確になります。
人は未来への不安から今得られるはずの経験や幸せを先送りしてしまうもの。
どの年代で何をするかをタイムバケットに詰め込み見える化することで、未来ではなく今に視点を定めることができるのです。
あなたの人生を豊かにしてくれる経験や目標をタイムバケットに書き込んでみましょう。


図のように人生の大きなイベントは20代から40代の若い頃に集中していることがわかります。
50代以降は気力、体力の減退により若い頃のようにリスクを取った行動ができなくなるのです。
それに伴って使うお金も減っていくので、多くの人は老後に資産を減らすことなく亡くなってしまう。
人生の最期を迎えるときに後悔しないように、価値ある経験には若いうちからしっかりお金を使いましょう。


タイムバケットか!
僕は10歳までにUSJに行って、20代には海外旅行がしてみたいな。


きずなはまだ若いからたくさんバケットの中にやりたいことを詰め込んで、
一つ一つ達成していったらいいよ。そうすれば人生はきっとより輝くと思う。


DIE WITH ZEROでは人生とは壮大な思い出作りと表現されています。
それには貴重な人生の時間を消費し、汗水たらして稼いだお金をどのタイミングで何に使うかがとても重要です。
浪費ではなく自分にとって価値のあるものにはしっかりお金を使いましょう。
それが人生を豊にする究極の方法「ゼロで死ぬ」ことに繋がるのです。
<DIE WITH ZERO~人生が豊になる究極の方法~>
①記憶の配当の活用方法
②タイムバケットの活用方法
記憶の配当の活用方法
若い頃にいいお金の使い方ができるとその後の人生に大きくプラスになります。
思い出を長く楽しめることはもちろん、人はその経験から学び人間としての幅が広がるからです。
お金の価値を最大化できる20代、30代の内に多少無理してでも経験をお金で買いましょう。
きっとその貴重な経験は巡り巡って人生の新しいステージにあなたを導いてくれます。
それでは先輩さんの結婚式を例にして記憶の配当に関して確認してみましょう。


先輩さん、先日は結婚式にご招待いただき本当にありがとうございました。
とても豪華で華やかな結婚式で感動しました。


出席ありがとう。
最近は身内だけの小さな式や式自体をやらない人が多いのだけど、
一生に一度の経験を妻にさせてあげたくて、みんなをご招待したんだ。


そうだったんですね。奥様の幸せそうな笑顔が印象的でした。
ご祝儀はあったと思いますが、かなりご負担されたのではないですか?


うん。ご祝儀とは別に200万円くらいは自己負担になったけど、
夫婦にとって最高の思い出ができたから後悔はない。
今度、新婚旅行で海外も行くからその時の救急業務は任せたよ!!
この例では先輩さんは200万円という大きなお金を投資して一生に一度の思い出を作りました。
30代前半の彼なら記憶の配当として、今後40年、50年この時の結婚式や新婚旅行の記憶を楽しむ事ができます。
このように自分にとって本当に価値のあるものにはしっかりお金を使うことが人生を豊にする鍵となるでしょう。
24時間勤務で心身に負担のかかる消防士は平均寿命がサラリーマンより短いといわれています。
地域住民の安心、安全ために人生の時間を削って得たお金。悔いの無いように使ってくださいね。
タイムバケット活用方法
タイムバケットを活用すれば行動の強い動機付けになります。
人間は大きすぎる目標の前では尻込みしてしまいますが、小さな目標であればそれをクリアするよう努力できるからです。
10年単位でやりたいことリストを作成し、目指すべき道を明確化しましょう。
それをスモールステップでクリアしていくことであなたの人生は確実に豊になっていきます。
それでは後輩くんのやりたいことリストを例にしてタイムバケットに関して確認してみましょう。


先輩、DIE WITH ZEROを読んでタイムバケットを作ってみたので聞いてください。


おっ、こないだ貸した本をさっそく読んでくれたんだね。
後輩くんの行動力さすがだな!!


僕のやりたいことは20代で救急に関するセミナーを全て受講、30代で学会発表と救急隊長、
40代で救急救命士養成所の教官、50代で救急課の管理職を目指したいです。


なるほど、30代までは現場、40代で教育者、50代では管理職を目指すんだね。
これらの目標を達成するために今やるべき事は何かな?


はい。今のうちから自己投資でセミナーや学会に積極的に参加して知識やスキルを付けたいです。
それに救急救命士養成所の教官になるため、教える技術も今から意識していきます。


自己投資はいい考え方だと思う。
独身で身軽な今しかできないことも多いから、是非チャレンジして欲しいな。
この例では後輩くんは10年ごとに自分のありたい姿をリスト化しました。
タイムバケットを作成することで、今何をしなくてはいけないのか明確になったのです。
彼は今後、教育者や管理職になるために必要な知識やスキルを学んでいくはず。
もしかすると彼の目標は叶わないかも知れません。それでもなんとなく日々を生きている人と比べると人生の充実度や経験の差は歴然でしょう。
あなたも是非タイムバケットを活用してスモールステップで一度しかない人生の思い出作りをしてくださいね。


人生の最期にゼロで死ぬ事を目指すことは怖いことです。
なぜならやり方を間違ってしまうとキリギリス同様に老後に経済的に死んでしまうから。
私を含め公務員を目指す人は堅実で保守的な考え方を持っている人が多いイメージ。
しかし、遠い未来の為に手を伸ばせば得ることのできる幸せを先延ばしにするのはもったいない。
一歩踏み出して経験に投資することで思い出はもちろん、あなたの人生はドラマチックに動き出すのです。
今回は私が経験したエピソードをQ&A形式でご紹介します。
- どうしてお金の勉強を始めたの?
- 消防を退職後に私は民間企業の救急救命士という立場に常に不安を抱えていました。もし、何かのキッカケで今の会社を辞めることになったら救急救命士の資格を活かす道が無かったからです。
消防の採用には年齢制限があり、近年、注目されている病院救命士も給与や待遇面を考えると家族を養っていくには不十分だと感じたから。
そこで始めたのがお金の勉強。マネーリテラシーを高めることでお金の不安を払拭しようとしたのです。
- どうしてDIE WITH ZEROを読んだの?
- 書籍やYouTubeで勉強し、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーを取得する頃には、固定費の削減や支出のコントロール、投資信託などで将来のお金の不安はずいぶん小さくなっていました。
しかし、知らず知らずのうちに過度な倹約を家族にも強いる結果となり妻に「金、金うるさい!!」と一喝される始末。私は家族の生活を守るために始めたお金の勉強で、家族に心理的負担をかけてしまっていたのです。そんな時、今回ご紹介しているDIE WITH ZEROに出会いました。
- DIE WITH ZEROを読んでどう変わったの?
- 人生の目的は思い出作り。「記憶の配当」や「タイムバケット」の概念には目から鱗が落ちました。
子供と一緒に行動し楽しめる時間が残りわずかなことも。
それからは自分や家族にとって本当に価値のあるものには積極的にお金を使うようにしています。
投資の入金力を上げて老後2000万円問題の目処が付いたことも安心材料の一つ。
ゴールが定まったことでお金を使う自由度が大きく増しました。
お金はあなたの命ともいえる時間と労力を提供し得られたものです。是非、人生を豊かにする経験に投資しましょう。


パパは僕たちを守るためにいろいろ勉強してくれていたんだね。
でも、お金のために好きなことを我慢し続けるのはやっぱり嫌だな・・・


本当にその通りだと思う。きずなと一緒に遊べるのも残り数年。
家族にとって価値あるものにはどんどん投資していくよ。


・人生の目的は壮大な思い出作り。最期の時に後悔しないためにゼロで死ぬを目指す
・お金から価値を引き出す能力は年齢と共に低下する(記憶の配当)
・人生のやりたいことリストは若い頃に集中する(タイムバケット)
ゼロで死ぬ事を意識することであなたの人生は確実に豊かなものになります。
家族や友人との旅行や美味しい食事、プレゼントなど人は感情が動いたエピソードを長く記憶に留めておくことができます。
あなたの経験というバケットがそういう思い出で満たされた時、真の意味でDIE WITH ZEROは完成するのです。
マンガ「北斗の拳」に出てくるラオウのように、死の瞬間「我が生涯に一片の悔いなし」と言えるように、経験や幸せを先送りせず、自分にとって価値のあるものには積極的にお金を使いましょう。
今回ご紹介したDIE WITH ZEROの考え方があなたの人生に少しでも良い影響を与えられたのならこんなに幸せなことはありません。


古今東西、死を意識する言葉はたくさん存在してきました。
「武士道というは死ぬ事を見つけたり」「メメント・モリ(常に死を意識しろ)」
人はいずれ必ず死にます。限られた生を全力で全うすること。
これが太古の昔から私達に課せられた使命なのかも知れませんね。
是非、DIE WITH ZEROであなたの人生を豊かなものにしてください。
人生を豊にする資産形成について書いたこちらの記事も是非ご覧ください。
KIDさん、DIE WITH ZEROという本が、理論を学びつつも、最後は感情に訴える内容なんですかね?理論を学び、気持ちを大切にして生きるということが大切だと感じました。
コウさん
コメントありがとうございます。
そうですね。将来に向けて資産形成していくことはとっても大切、
でもそれだけでは人生を100%楽しめない。
そういうことを教えてくれる書籍です!!